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不死身の漢!

このサイトは私ことジョンが映画、アニメ、ゲームの批評、解説をするサイトです。

主人公が最強すぎるアクション映画特集。「この俺が倒せるか」←無理

映画ネタ

主人公が最強すぎる映画とは?

今日は数あるアクション映画の中から個人的におススメの映画達を紹介します。
それも只のアクション映画じゃありません。
「主人公が最強すぎる映画」をご紹介します。

そう、「主人公が最強すぎる映画」というジャンルがあるのです。というか俺が勝手に作りました。これは一体どういう映画を指すのでしょうか。

主人公が最強すぎる映画とは具体的に以下の特徴があります。

  • 主人公が大抵軍人、元特殊部隊、元秘密工作員など香ばしい過去がある。
  • 悪役の撃つ弾はマシンガンで撃っても主人公には当たらない、もしくは当たっても大したことがない(なぜ)。
  • でも主人公が撃つと一発で当たる。しかも一発で死ぬ。
  • 悪役が死亡フラグを立てる。
  • 悪役の方が可哀想になってくる。
  • 大抵80年代アクションスターが出演している。
  • というか大抵80年代アクション。
  • 大抵がエクスペンダブルズに入隊する。

 など、ほとんどに共通した特徴があります。

 通常の映画の場合、主人公が高い戦闘能力を持っていたとしても、中盤必ずピンチに陥いるのが普通の映画です。

通常の映画において「如何に主人公を追い込まれるか」は非常に重要です。
たとえば黒澤明監督の傑作時代劇「用心棒」において主人公は一人で大勢の人間を相手にできるほどの能力を持っていますが、中盤、敵に捕まってしまい拷問を受けて死にかけるシーンがあります。
傑作アクション映画「ダイ・ハード」においては主人公はビルの中をテロリストから逃げ回り、次第にボロボロになって、しかも足にガラスが刺さってまともに歩くことさえできなくなります。最後には相棒の警官と話している最中に心が折れて泣き出す、というシーンもあります。
こうやって主人公を一度、肉体的、精神的にギリギリまで徹底的に追い込むことで、その後そこからどう抜け出していくのかが見せ場になるわけです。

が、「主人公が最強すぎる映画」は違います!
主人公は何も追い込まれることはありません。追い込まれるのは常に敵です。

通常のアクション映画は「どうやって主人公が危機を脱出するか?」というテーマを持っていますが、主人公が最強すぎる映画の場合、主人公が敵を皆殺しにすることが最初からわかっているのですから、「どういう方法で主人公が悪役を殺すか?」というテーマになってしまうわけです。

極端なことを言えば『暴れん坊将軍』で松平健が最後に大暴れするシーンが2時間続くような感じです。最初からアクションスターのプロモーションビデオだと思って観た方が良いかもしれません。

今回はそういう映画をランキング形式で5作品紹介していきます。
皆さん脳みそを空っぽにして楽しみましょう。

 

 

第5位
『96時間』

2008年 フランス映画
監督ピエール・モレル
主演リーアム・ニーソン

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アメリカからパリへ旅行に来た少女が誘拐される事件が発生。電話口で娘がさらわれるのをただ聞いてることしかできなかった父親。しかし彼は元CIAの工作員だったのだ!

 

2000年代を代表するアクション映画の一本にして、当時56歳だったリーアム・ニーソン をアクションスターにしてしまった快作。

自分の娘を異常に溺愛する主人公は最初からあからさまな不審者ぶりを見せ、見ている人に「何かこの人怖い・・・」という気持ちを抱かせます。

案の定娘が誘拐されると、ほとんどサイコキラーと化し、パリ中を飛び回って拷問、殺戮を繰り返しながら、娘を探すという内容になっています。

途中から「娘を見つけられるか?」というよりも「犯人をどうするつもりなんだろう・・・?」という心配の方が大きくなってる気もしますが、でも最強お父さんの大暴れっぷりは痛快です。

自分の娘に困らされているお父さんに是非お勧めしたい一本です。破壊と殺戮によって父親の威厳を取り戻すリーアム・ニーソンの不器用な姿が堪能できます。

一応言っておくと、おそらく主人公の設定などは当時大ヒットしていたTVドラマ「24」の主人公ジャック・バウアーが相当モデルになってると思います。


映画「96時間」トレーラー - YouTube

 

 

第4位
『暴走特急』

1995年 アメリカ映画
監督ジェフ・マーフィー
主演スティーブン・セガール

 

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ロッキー山脈を走る豪華列車がテロリストによって占拠された!軍事攻撃衛星をハッキングし、そのターゲットをペンタゴンに定めるテロリスト達。

彼らに立ち向かえるのは偶然列車に乗り合わせた最強のコックこと、元特殊部隊員ケイシー・ライバックだけ!

 

90年代に全盛期だったスティーブン・セガールの映画の中で最もおもしろい映画と言われる一本。一応セガール主演の『沈黙の戦艦』の続編となってますが、見なくてもわかる独立したストーリーとなっています。

本作最大の売りは「無敵すぎるセガール」です。
なんとこの映画には「ピンチになる」というシーンがまったく存在しないのです。おそらくセガール映画の中で一番強いセガールです。
「そんなんで面白いの?」と言うかもしれませんが、大丈夫です。
本作のストーリーは、まさに暴走特急なみのスピードで展開し、セガールがテロリスト相手に無双しづつけるのと、テロリストがアメリカ政府に大規模な攻撃をしかけるという二つの展開がほぼ同時に進行するので、息もつかせぬ 緊張感のあるストーリーになっているのです。

テロリストたちは乗客の中にセガールがいることを知るや、「なんだと!」「あ、あいつが乗っているだと!」「そんな馬鹿な、ちゃんと確認したのか!」と、まるで宇宙船の中にエイリアンが侵入したかのような雰囲気になります。

流れるようにテロリストを殺し続けた最後には、コックという設定を生かして、調理場で敵のボスをあっさりと調理してしまいます。
ここでセガールが言い放つ

「キッチンでは誰にも負けない!」

は映画史上に残る迷台詞としてもっと評価されるべきです。

 


Under Siege 2 (1995) - Theatrical Trailer HD ...


セガールの無双シーンだけまとめた動画。

 

 

第3位
『スーパー・マグナム』

1985年アメリカ映画
監督マイケル・ウィナー
主演チャールズ・ブロンソン

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スーパー・マグナム [DVD]

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ニューヨーク、ロサンゼルスと、自警団として悪党を処刑してきたポール・カージー。今度はギャングに支配され荒廃したスラム街を舞台に、カージーは44マグナム銃ウィルディ片手にクソガキどもに鉄槌を下す!

 

自警主義の是非を問う『狼よさらば』、『ロサンゼルス』に続くポール・カージーシリーズの三作目にして、今でも高い人気を誇る超バカ映画の一本です。
制作は80年代に様々なアクション映画を量産したキャノン・フィルム。
大人向けの上質なサスペンスだった『狼よさらば』は、この三作目によって完全にバカアクション映画路線へと突入、次作『バトルガンM16』その次の『地獄のリベンジャー』と、もはや元の映画が何だったのかさえ分からなくなっていきます。

この映画の何がすごいかと言うと、「悪ガキ共は射殺してもOK」と完全に言いきってしまう展開でしょう。

車を盗もうとした若者を、主人公は「俺の車だ」と、いきなり射殺!

カメラをひったくったという理由だけで無抵抗の若者を背中から射殺!

しかもこれらの行動が完全にヒーローとして描かれるという、完全にどうかしている演出は見ものです。
終盤なると、完全武装のチンピラ軍団によって街は完全に占領され『北斗の拳』状態に! そこに主人公はブローニングM1919という第二次大戦中の重機関銃まで持ち出して来て若造どもを次々に射殺! さらにそこに警官隊、武装した街の住民たちが入り乱れカオスな戦場となります!

ワケがワカらないですが、とにかくすごいアクションシーンです。
(実際の取り壊し地区でロケを行ったそうです。)

ギャング、住民、警官の入り乱れるこの乱戦の中で、主人公のブロンソンおじさんがクソガキどもを撃ち殺していくシーンが延々と続くので、「腐った若造どもなんて死ねばいいんだ!」とお嘆きのオジサン達に是非お勧めしたい一本です。

あと『ブラックホーク・ダウン』が好きな人にもおススメです。あっちは戦争映画ですが・・・。

 


Death Wish 3 trailer - YouTube

 

 

第2位

『地獄のコマンド』

1985年 アメリカ映画
監督ジョセフ・シドー
主演チャック・ノリス

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アメリカ全土制圧を目論む共産主義テロリスト達! 彼らに立ち向かえるの元CIAエージェント、マット・ハンターだけだ! アメリカ全土を舞台にマット・ハンターの戦いが始まる・・・!

 

今やチャック・ノリス・ファクトなどジョークのネタにされる最強の漢、チャック・ノリスの80年代の代表作にして、キャノン・フィルム制作のウルトラバカ映画。
アメリカ全土を征服しようとするテロリスト達がショッピングセンター爆破、教会爆破、スクールバス爆破と、やる気があるのか無いのかよくわからない地味な攻撃を続ける中、まるで瞬間移動したかのように先回りしてチャック・ノリスがテロリストを皆やっつけます。
中盤は短いエピソードが繰り返される構成となっており

シーン1

  • デパートでテロリストが暴れている。
  • いきなりチャック・ノリスが出てくる。
  • テロリストを殺す。
  • 決め台詞を言う。
  • チャック・ノリスが去っていく。

シーン2

  • 教会でテロリストが暴れている。
  • いきなりチャック・ノリスが出てくる。
  • テロリストを殺す。
  • 決め台詞を言う。
  • チャック・ノリスが去っていく。

という感じで延々と話が続き、チャック・ノリスが本当にアメリカ全土を一人で防衛するという(何も考えなければ)非常に痛快な内容となっています。

この映画に関して映画監督、脚本家であり、スクリプト・ドクターとして有名な三宅隆太さんの非常に適切な紹介を引用して締めたいと思います。

「まあ、『呪怨』みたいなもんですね。「嫌な予感がする、机の下に白い子供がいる」はい、また別の場所「嫌な予感がする、窓の外に白い子供がいる」って感じでチャック・ノリス版『呪怨』だと思えば楽しめます」

呪怨 終わりの始まり [DVD]

 

 

 

Invasion USA Trailer (1985) - YouTube

 

 

第1位

『コマンドー』

1985年 アメリカ映画
監督マーク・L・レスター
主演アーノルド・シュワルツェネッガー

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かつて精鋭のコマンドー部隊隊長として名を馳せたメイトリックスは、今は娘と共に平和に暮らしていた。しかしそこに某国の独裁者アリアスとその一味が現れ、メイトリックスの娘を誘拐、娘の命と引き換えに某国政府の大統領を暗殺するよう彼を脅迫する。
しかし要求を呑むように見せかけ、メイトリックスは逃亡。 娘を取り返すため、アリアス一味に逆襲を開始する!

 

はい、皆さんのご想像通り一位はこの映画です。言うまでもありません
シュワルツェネッガーの80年代代表作にして、今や一部で『ターミネーター』に勝るとも劣らないほどのカルト的な人気を誇る超絶バカ映画。(何度目だこのフレーズ)
もはや説明不要なほど有名になっていますが、一応この映画の魅力を説明すると

「主人公が最強すぎる」

以上です。

何も誇張していません。本当にその通りの内容です。
あと殺しのシーンが全部ギャグになってます。終盤、主人公が敵が千人はいるだろう要塞に本当にたった一人でに乗り込み、全員殺します。
敵は何十人も一斉にシュワルツェネッガーに向けて発泡しますが、一発も当たりません。
きっとATフィールドを張っているのでしょう。
対してシュワルツェネッガーが撃ち始めると、敵がゴミのようにバタバタと死んでいきます。撃ってる弾の数よりも死んでる人数の方が多い気すらしてきます。

「OK!」

「連れを起こさないでくれ、死ぬほど疲れてる!」

「最後に殺すと約束したな。あれは嘘だ」

「だったら漕げばいいだろ!」

など名セリフ満載の日本語吹き替えは何よりも魅力です。

シュワちゃんが景気よく人を殺しまくる姿と、突っ込みどころ満載の迷台詞などを楽しみながら、80年代のジャンク・アクションムービーの神髄をたっぷりと堪能しましょう。


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こう並べてみると、やはり80年代、90年代にこの手の映画が多いことがわかります。
紹介した作品中三本が85年に制作されているのもおもしろいです。
80年代はキャノン・フィルムがアメリカを席巻し、多くの「最強すぎる映画」を世に送り出しました。あの80年代アクションスター総決算の『エクスペンダブル』シリーズはこのキャノン・グループ制作映画に対するオマージュでもあるのです。

アメリカでは2000年以降作られるアクションヒーローといえば『ボーン・シリーズ』などですが、非常にリアルなヒーロー像です。

やはり同時多発テロのリアルな暴力の衝撃が、「最強筋肉アクションヒーロー」による能天気に人を殺せるアクション映画の時代に終止符を打ったのか・・・と考えてしまいます。

 

ともかく以上が「主人公が最強すぎる映画」特集でした。次回はまた違う特集。「おれつええええ映画」特集をしたいと思います。

こちらも「主人公が最強」な映画達ですが、今回紹介した映画とは大分ニュアンスが違う映画達なんですよ・・・。