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不死身の漢!

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本当にヒューイは裏切者だったのか?『MGS5』と『1984年』 前編 (メタルギアソリッド5:ファントムペイン考察)

メタルギアソリッド ゲーム

 *この記事には『メタルギアソリッド5:ファントムペイン』のネタバレが含まれています。*

 

注)12月2日後編を書きました⇩ 

新しい『MGS5』考察、追加しました。⇩

 

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『メタルギアソリッド5:ファントムペイン』(MGS5:TPP)が発売されて3か月が経とうとしています。これを買ってからというもの、広大なオープンワールドを僕は毎日走り回っています。

達成度も既に100%を達成しましたが、まだまだ遊べます。ひょっとしたらすべての班をレベル100にして、スタッフ全員をSランク兵士にして、装備品を全て開発するまで終われないかもしれません。

しかし、ネットで感想を見てみると、今回のMGS5は賛否両論です。中にはクソゲーだと断言している人もいます。
「え? 皆『メタルギア5』ってつまらなかったの?」と思いますが、どうやらゲームプレイの部分は大好評のようで、問題だとされているのはストーリーのほうです。

『MGS5』のストーリーの問題とは、一言で言って「話が途中で終わっている」ということに尽きるようです。

本作は発売前に公開されたPVや予告編、キャッチコピーなどでこう謳っていました。

「シリーズ最大の謎が明かされる」

「伝説の兵士ビッグボスが悪に墜ちた理由が明かされる」

これまで『メタルギア』シリーズを観てきたファンの期待は否が応でも上がり、ファンはそれが描かれるものと、当然思っていました。
しかし、実際にはそのあたりが全く描かれません。
それどころか、劇中のなかで提示された伏線すらほとんど回収されないまま『MGS5』は突然終わってしまうのです。
現在ネットで「MGS5」、「未完」で検索すると、いくつも該当する記事が出てきます。

 

しかし、僕が今回の『MGS5』の中で一番気になったのは、作中に出てくるヒューイと言う科学者のキャラクターです。
ヒューイ・エメリッヒは、前作の『MGS:PW』から登場し、ビックボスに命を救われてマザーベースの仲間になったキャラで、『MGS』シリーズではスネークの相棒となるオタコンという重要キャラの父親でもある人物です。

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ネタバレになりますが、今回のヒューイの役どころは「裏切者」です。詳しくは後述しますが、今回の『MGS5』における事件の全ての原因は、彼の卑劣な裏切りによって引き起こされたものだということになっています。

劇中のヒューイのあまりの身勝手な行動と、モヤモヤする彼のラストシーンから、ネット上では「ヒューイ」で検索すると、彼に対するプレイヤーの怒りの声が次々出てきます。
ある意味ヒューイは今回一番のラスボスだったわけですが・・・

 

本当にそうでしょうか?

 

今回のヒューイに対するカズやオセロットの厳しい尋問シーンには、僕は最初からものすごく違和感がありました。

それはヒューイが犯人だとプレイヤーが断定できるシーンが、なぜか存在しない違和感と、ゲームの中でプレイヤーが運営することになるダイヤモンドドックズという組織への違和感です。そして本作はその違和感が解消されることなく、唐突に終わってしまうのです。

そこで今回はストーリーを振り返りながら、ヒューイというキャラクターの不可解な部分を見ていきたいと思います。

そうやってよく考えてみると、ある恐ろしい仮説が浮かんでくるのです。
「ビックボス達が全然悪に墜ちない」というストーリーも、実は表面的にそう見えるだけで、裏側では実は「墜ちている」のかも・・・。

 

『MGS5:TPP』におけるヒューイ

2014年に発売した、今作の序章である『MGS5:GZ』。(メタルギアソリッド5:グラウンドゼロズ)その中で、謎の組織XOFに攻撃を受け、ビックボス率いる「国境なき軍隊」は壊滅してしまいます。

その事件が起こる前、「国境なき軍隊」は、ビッグボスの指示によって核武装に成功し、その抑止力によって世界中の国家と渡り合っていく決意を固めていました。

そこに国連による核査察の要請が入ります。ビックボスに相談もなくヒューイは要請を受け入れ、「国境無き軍隊」の基地、マザーベースの中に査察団を入れてしまいます。
しかしこれは罠でした。査察団を装った攻撃部隊によって、マザーベースは爆破され、海に沈んでしまいます。

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海に沈むマザーベース。原因は査察団を装った攻撃部隊をヒューイが招き入れたから。

ビックボスの副官、カズヒラ・ミラー(カズ)は、ヒューイが敵部隊を手引きしていたと断定します。カズはヒューイの行方を追い、物語中盤でとうとう彼を確保することに成功します。

ここでまず最初の「えっ?」と思わせるシーンが来ます。
ビックボスとカズ、そしてオセロットは、ヒューイを尋問室に拘束し、自白剤を投与し、肉体的な拷問を加え、自白を強要します。
恐ろしいシーンですが、ここでヒューイは査察団が偽装とは知らなかったと主張します。自白剤を打たれているにも関わらずです。


【MGSV:TPP】EP12 ヒューイ尋問 スネーク無傷ver【&G】 - YouTube

この尋問でヒューイの裏切りは証明できず、彼はマザーベースの中に監禁され、そこでダイヤモンドドックズのために研究をすることになります。

中盤に研究開発班プラットフォームに行くと、ダイヤモンドドックズのために研究しているヒューイを見ることができます。怯えた様子を見せ、主人公たちへの忠誠をやたら強調しています。

その後、再びヒューイはオセロットの尋問(拷問)を受けることになります。物語の核となる機動兵器サヘラントロプスの居場所を知っているからです。
その際、金属を腐食させる液体が入った注射器をヒューイに突き付けます。
彼は足の骨に補助として金属を入れていました。両足が障害で動かないため、特殊なパワーアシストスーツを使って歩いているためです。
あまりの恐ろしさにヒューイはサヘラントロプスの場所を白状します。
なぜ彼はこれまでそれを言わなかったのでしょう? 聞かれなかったから言わなかったのか、それとも「自分なしでサヘラントロプスが動くわけがない」という科学者のプライドか、それともマザーベースに対する妨害工作か、よくわかりません。

第2章に入るとヒューイに対する尋問はさらに厳しくなり、オセロットは残酷ともいえるような言葉を彼に浴びせ続けます。
このあたりの尋問は劇中手に入るカセットテープで確認できますが、聞いてて辛い内容になっています。(「ここまで言うことはねぇだろ」と思いました)

そしてマザーベースにおいて病原菌による汚染が発生。マザーベースのスタッフ達が次々感染していきます。ここでプレイヤーはビックボスを操作し、感染拡大を防ぐために感染したスタッフらを次々撃ち殺さなくてはなりません。 

これもその後の尋問で、ヒューイが首謀者となって引き起こされた参事だということがわかります。これでもって、いよいよヒューイはその罪を問われ、裁判が開かれることになります。

 

「裁判」で明らかになるヒューイの「悪行」の数々。

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マザーベースの人員全てが立ち会うことになる裁判で、ヒューイの以下の罪が明らかにされます。

 

①核査察団を装った敵部隊を手引き、その後スカルフェイスに手を貸しサヘラントロプスを開発。
②イーライと共謀しサヘラントロプスを修復、少年兵達の脱走に手を貸す。
③意図的に隔離施設の中でバイオハザードを起こし、多数のスタッフを死に追いやる。
④自分の息子を生んだストレンジラブを殺害。

 

信じられないほどの破壊規模で、「ヒューイ無双」と言って良いと思います。つまり劇中で起きた事件や悲劇は全てヒューイ一人によって引き起こされたもので、

ヒューイは「裏切者」であり「スパイ」であり「反逆者」であり「家族を殺した殺人者」だということです。

この壮大すぎる破壊工作の動機は「自身の保身」のためでした。ヒューイは自分が助かるためにスカルフェイスに仲間を売り、その後マザーベースに来てからはサイファーと密かに連絡を取って、身柄の保護と引き換えにマザーベースに保管していた生物兵器を提供します。生物兵器の威力を証明するためにバイオハザードを引き起こし多数の仲間を殺しました。
しかもヒューイがストレンジラブを殺した理由は、彼が息子にサヘラントロプスを操縦させて実験台にしたことで、危険を感じた彼女が息子を匿ったことでした。そしてヒューイは彼女を殺して死体をママルポッドに押し込んだのです。

つまり彼は「異常者」でもあったのです。

オセロットはヒューイに対し、「お前は自分に嘘をつき、自分を誤魔化し、自分の都合の悪いことを見ないようにしている」と言い放ちます。
つまり彼は自分が「仲間を裏切り、恋人を殺した」という現実から逃げるために自分に嘘をつき、本当に自分が犯人ではないと思い込んでいるということです。
ヒューイがどれだけ否認しようと、それは全て誤魔化しであり、現実には全て彼の薄汚い欲望が引き起こしたことなのです。

ヒューイはこれらの罪をすべて否認しますが、そこでカズはストレンジラブの音声を録音していたママルポッドを証拠として出します。そこには死にゆくストレンジラブがヒューイの名を叫ぶ音声が録音されていました。
これによってヒューイは言い逃れできない状況になり、マザーベースのスタッフたちは口々に「殺せ!」と叫びだし、非常に危険な空気になります。

普通にゲームをプレイしていると、確かに今回の出来事はヒューイによって引き起こされたようにしか思えない場面が多くあります。

ですが、何かがおかしいように僕は感じました。しかしネットを見ても書いてあるのはヒューイの悪口ばかりで誰もその疑問を口にしません。

 

この気持ち悪さの正体は一体何なのか?

 


MGS TPP ヒューイ・エメリッヒ博士の悪行 まとめ - YouTube
こんな動画まであるくらい、ネットではヒューイは嫌われている。

 

不可解すぎるヒューイの犯行動機

オセロットとカズの尋問によって明らかになったヒューイの犯行動機をおさらいしましょう。

・9年前のマザーベース襲撃
スカルフェイスに脅され、自分だけが助かるため襲撃を手引きした。

イーライの脱走に協力
動機不明。
サヘラントロプスを修理する方法をイーライに教えたことは認めるが、子供に直せると思えなかったとヒューイは主張。

・マザーベース内でのバイオハザード
マザーベースでの立場が危うくなったため、再び自分だけ助かろうとサイファーに接触。彼らへの手土産である生物兵器の威力を証明するため意図的にバイオハザードを起こす。

・ストレンジラブ殺害
実験台にした息子を匿ったストレンジラブに激怒し、彼女を殺す。

しかしこれらは全てオセロットとカズが推測したことに過ぎず、ヒューイは否認し続けています。
9年前のマザーベース襲撃に関しては裏切ったという明確な証拠はありません。査察団が敵だとは知らず、襲撃時にスカルフェイスに誘拐され、無理やり言うことを聞かされていたとヒューイは主張します。(確かにヒューイは『PW』のころから核抑止には懐疑的でした。国連の査察を受けようと思ったのも「マザーベースが世界から孤立することを恐れたため」というのは筋が通ります。)

マザーベース内でのバイオハザードはヒューイが搬入した機材によって起きたということですが、それを搬入したのがヒューイという証拠も、ヒューイがそれを意図していたという証拠もゲーム中では確認できません。

そしてイーライ脱走に関しては動機さえわかりません。そもそもサヘラントロプスはヒューイにとっても大事なものなのに、なぜイーライに渡す必要があったのか? 『MGS5』の特典映像、本編に収録されなかった「幻のエピソード51」の中でイーライはサヘラントロプスを使ってサイファーと戦います。
イーライの正体と目的をヒューイが知っていたとすれば、サイファーを敵視しているイーライにサヘラントロプスを渡しつつ、サイファーに身売りするというのは全く辻褄が合いません。

ストレンジラブ殺害に関しては、確かにヒューイはかなり怪しいでしょう。
後に手に入る「AIポット最後の記録」にて、ストレンジラブがAIポッドに閉じ込められて死んだことが明らかになりますが、ポッドに入るまでの具体的ないきさつは不明です。「ヒューイ開けろ!」と叫んでいるので彼に閉じ込められたように聞こえますが・・・。ちなみにここでオタコンの母親がストレンジラブだとはっきりと証明されます。


MGS TPP ストレンジラブの遺言 - YouTube

「(オタコンの)父親が誰だろうと関係ない」「狂った父親」という言葉が出てくるようにヒューイとストレンジラブの関係はかなり悪かったようです。ヒューイも「あんな奴・・・」とストレンジラブに対する怒りを吐き出しています。
ヒューイが父親だとはっきり示す言葉が出てこないのは気になりましたが・・・ごめんなさい、それは考えすぎでした、多分・・・
「彼女はスカルフェイスに殺された」「彼女が勝手に自殺した」など、彼は曖昧な発言をその後繰り返します。この部分はカセットテープの『ヒューイの事情聴取・3』にて確認できますが、ヒューイは明らかに何かを隠しています。しかしそれが何なのかは不明です。

ですが殺したにしては動機が弱い気がします。そもそもヒューイがそんな残酷なマッドサイエンティストで、仲間や恋人を殺す人間だったということ自体無理があります。前作『MGS:PW』の中で、当時協力していたコールドマンから核発射の計画を聴き、彼は必死に反対を唱えます。そしてビックボス達に協力して、共に世界を救ったのです。そしてストレンジラブに恋心を抱き、少年の様なラブレターを出しています。

そんな人間が突然「裏切者でスパイで反逆者でマッドサイエンティストで恋人殺し」に変身したという話は相当無理があります。
「スカルフェイスに脅され仕方なく仲間を裏切り、そのことによって心が壊れ、ストレンジラブを殺害。その後疲弊した精神状態から裏切りを重ねてしまい、良く分からないがとにかくイーライの脱走に手を貸し、最後はバイオハザードによる大量殺人に至った」

と考えるなら、確かに多少は納得できるのですが・・・疑問は残ります。

しかしオセロットもカズも「全てはヒューイの犯行だった」と言い切ります。不自然なほど自信に満ちています。自白剤を使ってすら自白を引き出せなかったにも関わらずです。
先に書いたように9年前の裏切りの証拠は『MGS5』の物語中、一回も確認することができないのです。
それなのに、カズとオセロットはまるで裏切りが確定したかのように話を進めていきます。

 一体彼らの自信はどこから来るのでしょう? 

 

 何かがおかしいヒューイのキャラ描写

今回の『MGS5』の中で、ヒューイは最も不可解なキャラクターです。それは彼の内面(心の中)がまったく見えないという不可解さなのです。様々なキャラクターの会話を聞くことができるカセットテープはそれを如実に感じさせます。

今回のカセットテープ、その中の「真実の記録」と題されたテープ一覧には『GZ』から『TPP』に至るまでの様々なキャラクターの9年間の音声が記録されています。
ビックボスとオセロットの会話、スカルフェイスとコードトーカーの会話、一体どうやって盗聴したかもわからないゼロとスカルフェイス、ゼロとパスの盗聴記録まであり、劇中の謎が全て明かされるようになっています。
しかしこの中には、明らかに欠けている記録があります。

そうヒューイです。9年間の間に録音された音声が、なぜか彼だけ無いのです。

ヒューイの音声記録はマザーベースの中で尋問を受けた際の録音だけで、過去の録音はありません。そのためオセロットとカズによって引き出された自白でしか、彼の9年間は知ることができません。

 

何かがおかしくないでしょうか?

 

ゼロとスカルフェイスという悪役として重要な人物の録音は沢山あるのに、ある意味一番悪役だったヒューイの記録だけがなぜ無いのか?
僕はヒューイがストレンジラブを殺したと聞いたとき、ヒューイとストレンジラブの激しい口論を盗聴したテープ」や「ヒューイがストレンジラブを殺害した際の録音」が絶対に出てくるものだと思いました。
この「真実の記録」テープ一覧の流れから見て、あってしかるべき「スカルフェイスとヒューイの盗聴記録」もありません。それが聞ければヒューイの裏切りが具体的にどう行われたのかプレイヤーにもわかるはずなのに、です。

しかし出てきません。
「ビックボスを見舞うゼロ」「ゼロとパス」「ゼロとカズ」「スカルフェイスとコードトーカー」、全てのキャラに過去の音声記録があります。
しかし「ヒューイとスカルフェイス」「ヒューイとストレンジラブ」はありません。
だからヒューイがスカルフェイスとストレンジラブの両者と具体的にどんな関係にあって、どんなやりとりを行ったかは不明のままです。
だって彼の9年間を記録したものは一切出てこないのですから。
まるで意図的に隠しているかのようです。

ヒューイの9年を記録した唯一の、それらしきものは、ストレンジラブが死の直前に残した一言

「ヒューイ、開けなさい!」

それだけです。

ヒューイに関する情報は穴だらけで、その空白を補完するものはオセロットとカズによる台詞だけです、それもヒューイは最後まで否認しています。
なぜヒューイはこんな穴だらけなキャラクターになっているのでしょうか?

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100本近くテープがあるのに、ヒューイの過去の音声は一つもない。



小島監督の意図は何?

劇中、ヒューイはダイヤモンドドックズ全体の憎悪の対象となります。オセロットの厳しい尋問で一方的に責め立てられ、裁判の中で傍聴している兵士たちは憎悪の言葉を集団でヒューイに吐きつづけ、マザーベースの中に殺意が充満します。

どういう意図で、監督の小島秀夫はダイヤモンドドックズとヒューイの描写をこんな風にしてしまったのでしょうか?
オタコンというキャラクターは、登場した最初の頃から明らかに小島監督本人の投影が非常に強いキャラクターでした(顔が似ていてメガネでオタク)。そして監督自身の憧れを形にしたキャラであるスネークの相棒としてオタコンが共に戦うというのは、まさに小島監督の願望なのです。
当然オタコンと顔が同じであるヒューイに対しても同じ感情があるものと僕は思っていました。

ヒューイは裏切者に設定されたことで、他のキャラクターのみならず、『MGS』のファンからすら憎悪をぶつけられる存在になりました。当然です、「裏切者でスパイで反逆者でマッドサイエンティストで恋人殺し」なんですから。

 

小島監督の意図は意図は何処にあるのか?

 

意図など何もないのか?ただ脚本が欠点だらけで、未完成だったからヒューイの動機もこんな穴だらけになってしまったのか?
そこまで考えて僕はあることに気づきました。

 

「これはまるで『1984年』の世界そのままじゃないか」

 

 ジョージ・オーウェルが執筆し、この『MGS5』に影響を与えたという『1984年』の世界。

それを考えたとき、冒頭でも言ったある恐ろしい仮説が浮かぶのです。

 

それは「ヒューイが無実であり、全てを仕組んで彼を陥れたのはカズとオセロット」 だということです。

 

長くなったので後編に続きます。
次回は『1984年』を元にヒューイとマザーベースの謎を考察してみたいと思います。

後編⇩ 


一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)

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『MGS5』考察シリーズ一覧

本当にヒューイは裏切者だったのか?『MGS5』と『1984年』 前編 

ヒューイは本当に無実なのか?『MGS5』と『1984年』 後編 

本当に『MGS5』は悪に墜ちたのか? 序章 「本当にダイヤモンド・ドックズは悪に墜ちたのか?」

本当に『MGS5』は悪に墜ちたのか? 第1章 ビックボスと『失楽園』

本当に『MGS5』は悪に墜ちたのか?番外編 サタンをモデルにしたキャラクター達。