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不死身の漢!

このサイトは私ことジョンが映画、アニメ、ゲームの批評、解説をするサイトです。

なぜ『コール オブ デューティ』は宇宙へと旅立ったのか? 『COD』の歴史と問題点。

ゲーム

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『コール オブ デューティ インフィニット ウォーフェア(Call of Duty: Infinite Warfare』(IW)の予告編が5月2日に公開されました。

ですが評判はものすごく悪いようです。

これを書いてる5月12日時点でyoutubuの予告動画は高評価が31万強。対して低評価は183万というトンデモナイことに。
面白がって低評価を押してるだけの人も相当数いるでしょうが、これには開発元のinfinity wordも流石に焦ったことでしょう。

これに対して5月6日に公開されたDICEの『バトルフィールド1』の予告編は高評価が137万とかなりの人気です。

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ネット上では「BF1」と比べての期待値の落差から、「RIP COD」という単語が飛び交う事態になっています。(RIPとは墓石によく書き込まれる文字で「安らかに眠れ」の意味)

まだ全体の雰囲気を見せるだけの段階なので実際のゲームは非常に革新的な内容になっている可能性はあります。
なのになぜ予告編の時点でこんな事態になっているのでしょうか?

 

今回はその理由と解決策を考えたいと思います。

 

とうとう「近未来」から本当の「未来」に

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今回のCODの正確な時代設定はまだ公開されていませんが、予告編にあるように宇宙時代が舞台になるようです。

予告編を見る限り地球外の惑星なども登場しています。

ここまでくると、今回の作品は前作『COD:BO3』『AW』のような「近未来」設定ではなく、完全に「未来」と考えて良いでしょう。(ひょっとしたら22世紀以降かもしれない)

 

そもそも『COD』はどんなゲームだったのか?

ネット上のコメントなどを読んでみると評判がこんなに悪い理由は「みんなここ数年のCODで続いた近未来路線にうんざりしているから」のようです。

もともと2003年に発売されたCODの1作目は第二次世界大戦を舞台にした戦争アクションゲーム。史実の戦場で一兵士になりきって戦う気分を味わえるのが売りのゲームでした。

コール オブ デューティー 日本語版 ベストプライス

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CODは1~3作目までは第二次大戦を舞台にしていましたが、4作目『COD4:モダンウォーフェア(MW)』からは現代戦に移行。
この『MW』はゲーム史上に残る傑作として高く評価されました。現在のCODシリーズが世界で売れていることのきっかけを作った作品です。

コール オブ デューティ4 モダン・ウォーフェア

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そしてその続編の『COD:MW2』、ベトナム戦争を舞台にした『ブラックオプス(BO)』も高く評価されました。
ですがその次の『MW3』が発売されたころあたりから内容のマンネリ化がファンの間で言われるようになります。
その理由としては『MW』の大ヒット以来さまざまなゲーム会社がこれをフォローした作品を発表していたことにあります。特にDICEの『バトルフィールド2(BF)』と続編の『BF3』はグラフィック等でCOD以上のクオリティを表現して注目されていました。

そして2012年『COD:BO2』からゲームの舞台を近未来に移します。これが賛否両論になりました。

コール オブ デューティ ブラックオプスII [吹き替え版] 【CEROレーティング「Z」】
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もともとCODシリーズの魅力は現実に起こった戦争を実在する武器で戦うリアリティが売りでした。それが近未来に舞台が移っては戦争も武器も全て架空のモノになってしまいます。

そのことに対して一部のファンが怒り、当時youtubuに公開された『BO2』の予告編は高評価16万に対して低評価が5万という割合でした。
しかし『BO2』は結局シリーズ最高の売り上げを達成し、ゲーム自体も悪くない評価を受けました。
「BO2」は近未来が舞台とはいえ、あくまで「近」ですから武器装備は実際のモノが数多く登場し、ストーリーも現実の世界情勢を反映した内容だったので、CODらしいリアリティを求めるファンからそれほど大きな批判は起こりませんでした。

しかしシリーズ11作目『COD:アドバンスド・ウェーフェア(AW)』になると舞台は2050年代にまで進み、登場するほぼ全ての武器、装備が架空の未来装備になります。
空中高くジャンプできるブースト機能の付いたEXOスーツの登場など、CODはいよいよSF路線に向かっていきます。

そして前作『COD:ブラックオプス3』ではさらに先の2060年代になり、人間のサイボーグ化とロボット技術が進んだ世界観になります。 

そして今度リリースされるシリーズ13作目の『COD:IW』ではとうとう宇宙時代が舞台になり、宇宙戦闘機に乗って別の惑星で戦うという完全なSF路線になったのです。

上記したように元々現実の戦争、特に第二次大戦をモデルにしたリアルな戦場が売りだったのに、今ではシリーズを重ねるごとに時代が未来へと進んでいき、今や宇宙に飛び出して宇宙船で戦うゲームになってしまいました。初代からのファンはそのことで怒っているのです。

 

なぜ『COD』は宇宙に行ったのか?

映画でもアニメでも、シリーズを長く続けてスケールが徐々に上がっていくと「宇宙に行く」というのはよくある話です。
代表的なのは『007』の11作目、『ムーンレイカー』でしょう。

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当時『スターウォーズ』の大ヒットにあやかり、「007も宇宙に行かせよう」という安易な発想で作られたこの映画では007が宇宙を舞台に大暴れします。
この映画はシリーズ最高の珍作として有名な作品になりました。

『ゴジラ』でもシリーズの途中から何度も宇宙怪獣が攻めてくるようになり、『怪獣大戦争』ではX星人が地球に攻めてきたことで、ゴジラ自身が地球外の惑星に運ばれて戦うことになります。
悪名高い平成ゴジラシリーズでは『スペースゴジラ』なんてものまで攻めてくる始末。

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ゴジラvsスペースゴジラ 【60周年記念版】 [Blu-ray]
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知る人ぞ知る『エヴァンゲリオン』のドラマCD『終局の続き』の中で、「ネタに困ったのでエヴァが宇宙に行く」というギャグをかましていますが、これはシリーズものがネタに困ると安易に宇宙に行かせるというSFの風潮をパロディにしたものです。


宇宙に行くのは16分目から。ちなみにコレ庵野秀明が自ら脚本を担当、一体になにやってんだ・・・

 

そして『COD』もあちこちで戦争を繰り広げた結果、地球上に目新しい戦場が無くなったので宇宙までいくことにしたようです。

ところで推測ではありますが今回の『IW』の宇宙を舞台にした戦闘はおそらく『スターウォーズ/フォースの覚醒』を意識したものではないでしょうか?
『IW』の予告編を見ると、『スターウォーズ』を意識しているようなシーンがたくさん出てきます。

 

なぜそう思うかというと、今までもCODは流行のハリウッド映画をゲームの中で再現してきたからです。

 

そもそもCODらしさとは? 

そもそもCODシリーズの魅力の一つはハリウッドの戦争映画やアクション映画の印象的なワンシーンをゲームの中で自分が体験できることです。
CODは今まで何度もハリウッド映画の印象的な場面をゲームの中で再現してきました。

 

『COD』~『COD3』

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参考にしている映画:『プライベートライアン』『スターリングラード』その他

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『COD4:MW』

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参考にしている映画:『ブラックホークダウン』その他

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『COD:BO』


参考にしている映画:『地獄の黙示録』その他

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『COD:BO2』

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参考にしている映画:『トランスフォーマー:ダークサイドムーン』『ダークナイト』その他

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『COD:ゴースト』

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参考にしている映画:『ゼログラビティ』

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『COD:AW』『COD:BO3』

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参考にしている映画:『エリジウム』『第9地区』その他

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これらを見ると戦争映画だけに限らず、アクション、SF映画などからも印象的な場面や設定などを積極的にトレースしていることがわかります。

CODシリーズはその時に話題となっている映画を、ゲームの中でプレイヤーに体験させることを目標にしているところがあります。

 去年はスターウォーズの新作が公開され、今年は『インデペンデンスデイ』の続編の『インデペンデンスデイ:リサージェンス』の公開も予定されています。
今CODが宇宙に行くのは宇宙モノのハリウッド大作が次々に公開されていることが関係しているかもしれません。

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「二番煎じ感」と「マンネリ感」

ところで単に未来SFの設定になったのが今回『IW』批判の主な原因でしょうか?

それだけではないと思います。

おそらく多くのファンが怒っている最大の理由は、予告編を見た人なら誰もが思ったことでしょうが映像から新鮮味があまり感じられないことだと思います。

大勢のファンが第二次世界大戦のゲームを現在のクオリティでプレイしたいと思っていますが、その理由は現代戦や未来戦にほとんどの人が飽きているからです。

Acti vision幹部のエリック・ハーシュバーグ氏は今回の『IW』への批判に対してこう語っています。

 

「確かなのは、常にリスクを取りながら創造してきた過去が無ければ、今のフランチャイズは無かったということ」

 

言ってること自体は正しいのですが、実際のCODシリーズはリスクを取らずに、大きな冒険をしないまま無難な路線をとっているだけのようにも見えます。
 『AW』が出たのは『タイタンフォール』が出た後だし、『BO3』が出たのは『デウスエクス』シリーズが成功した後だし、今度の『IW』は『スターウォーズ・バトルフロント』が成功した後にリリースしています。

CODの製作人が流行に乗っかって真似しているかどうかはわかりませんが、どっちにしろ最近のCODはどれも二番煎じで斬新さを感じることができないのです。

僕はFPSゲームにそれほど詳しくないので専門家のようにはわかりませんが、大分前からFPSゲームは飽和状態でマンネリ化が叫ばれていました。

現代戦なら『COD』『BF』『メタル・オブ・オナー』『カウンター・ストライク』『レインボーシックス』。
SF路線なら『HALO』『DOOM』『キルゾーン』など数え切れないほど発表されています。
もちろんこれらの作品はそれぞれ独自の路線を模索しています。

しかし『Wolfenstein 3D』から始まり『COD4:MW』によってFPSのスタイルが完成された時から、どのFPSゲームも画面だけ見れば全てが同じようなものになりました。
現代戦も未来戦もやりつくされ、素人には見わけもつかないでしょう。
グラフィックの質も会社によって差がありますが、美麗なCGに見慣れた今ではこれも大した違いではありません。

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『BF3』『COD4 MW』『レインボーシックス シージ』『KILL ZONE2』『メダルオブオナー ・ウォーファイター』『カウンターストライク・オンライン2』のゲーム画面。 正直どれも同じ画面に見える。

 

Electronic Artが2014年に発売した『タイタン・フォール』がブースト・ジャンプ、壁走り、ロボットの操縦などを行えるようにしたことは非常に斬新でした。
CODシリーズも『AW』『BO3』でこれを取り入れたことで何とかゲームのマンネリ化を回避しました。
しかしそれは同時にリアル路線だったCODがスポーツ路線に寄って行くことでもあり、従来のリアル系が好きだったファンを置き去りにしたのかもしれません。
(ちなみに二段ジャンプなどの動き自体は『QUAKE』シリーズなど、「スポーツ系FPS」と呼ばれるゲームで既に取り入れられておりそんなに新しいことではない。スポーツ系は自由度の高いプレイスタイルが求められるため、非リアル系が多いといわれる)

『MW3』のころから言われていたマンネリ化を未来設定とスポーツ化によってなんとか回避しようとしたCODですが、CODを制作している3つのスタジオがそれぞれ『AW』『BO3』『IW』と3年連続で未来SF路線に走ったことで再びマンネリ化しているように感じます。
 そもそも時代が未来に設定され、武器や装備が変化したところでFPSのゲーム性や、画面の見た目は何も変わらないため現代戦でも未来戦でも大差はありません。
結局は毎年同じゲームを出しているように見えてしまうのです。

そして設定やコンセプトは元々のCODとは全く違う内容になっているためシリーズ自体が迷走しているような印象も与えてしまったのではないでしょうか。

 

 

CODはこれからどうすれば良いのか?

CODが批判を受けながらも未来路線を続けるのは、ネット上の前評判がどれだけ悪くても発売後は何だかんだで売れてしまうからです。

fpsjp.net

ゲームとしてのクオリティ自体は一定の水準が保たれているので、実際にプレイした後には批判は引いてしまうようです。

ブーストジャンプなど『AW』から加わったスポーツ的要素も、発売前は「『タイタンフォール』のパクリ」という批判を浴びましたが、何だかんだ結局は皆楽しんでいるように思えます。
これはCODシリーズのゲームの作りが非常に丁寧であることが理由だと思います。

しかしかつてのリアルな戦争路線からかけ離れて未来に行ったり宇宙に行ったりしていて、しかもその割にはゲームとしての基本的な内容はあまり変化していないという、まさしく「進むべき方向性を見失っている」ような感は否めません。

『BF1』は第一次世界大戦というこれまでのゲームでそれほど題材にされてこなかった時代を舞台にすることで斬新な印象を与えています。
DICEは安易に未来や宇宙を取らずに、同じ現代でも警察を題材にした『BF:HARD LINE』など内容を試行錯誤することでマンネリを回避しようとしているように思います。
しかしBFも革新的な変化は無いため、CODと同じようにマンネリ化する危険性を常に抱えています。

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 かつて『バイオハザード』シリーズがマンネリ化を叫ばれた時、「フルモデルチェンジ」と称し内容を一新したことがあります。ゲームシステムからストーリーまで大きく変更して大幅なモデルチェンジを行いました。
それが『バイオハザード4』です。

BioHazard4

バイオハザード リバイバルセレクション

バイオハザード リバイバルセレクション

 

 

背景一枚絵の中をポリゴンキャラが移動するラジコン操作と呼ばれていた画面を、全て3DポリゴンのTPS画面に変更。
敵も従来のゾンビやモンスターから、知能を持つガナード(武器を使ってくる)に変更。
さらにストーリーもコメディ色が強い内容であったりと、まさに『フルモデルチェンジ』でした。

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上が従来の『バイオ』のゲーム画面。下が『バイオ4』。全く違う画面になっている。
当時は衝撃を持って迎えられた。

 

このゲームは世界中で高く評価され、『バイオハザード』をマンネリから脱却させただけでなく、その革新性からゲーム誌に残る一本となりました。

同じようにCODがマンネリを脱却するため方法として以下が考えられます。

 

 〇ゲームシステムのフルモデルチェンジ。

「悪党を銃で撃つだけであとは全て同じ」と言われないようにするためにはどうするべきなのか?
『BF:HL』では警察モノということで「殺さずに逮捕する」というシステムを導入し、プレイ内容に幅を与えようとしていました。
UBIが2015年に発売した『レインボーシックス シージ』は「立てこもり」と「突入」をテーマに建物の中の攻防戦のみに的を絞るという大胆な発想のFPSでした。
CODも同じようにただ襲ってくる敵を全員撃ち殺せばクリアという形に拘らずに、プレイ内容に自由度とアイディア性を持たせることが必要かもしれません。

例えば

・敵に見つからないで進むステルスプレイ

・敵を捕虜にできる。

個人的には今まで意外と誤魔化されてきた戦場で大勢の兵士を率いて敵地に上陸するシーンを、実際に数千人のNPCを率いて戦えるゲームを見てみたいのですが技術的に難しいでしょう。(ゲーム的に面白いかもある、でも『三國無双』はちょっとやってる)

 

 キャンペーンのストーリーの見直し。
CODシリーズはここ何年かハリウッドの有名脚本家を雇うことでキャンペーンモードのストーリーを充実させようとしてきました。
『BO2』では『ダークナイト』シリーズのディビッド・S・ゴイヤー。『ゴースト』では『トラフィック』『シリアナ』などで知られるスティーブン・ギャガンをキャンペーンモードの脚本家として招いています。
しかしあまり上手くいっているように思えないところがあります。
CODのマンネリ化の理由の一つには、キャンペーンモードの魅力が段々と薄れていることもあると思います。

色々議論がありそうな気がしますが、CODシリーズは全体が「愛国」ストーリーに拘っている感があります。
主人公はいつも正しい軍人で悪いテロリストか共産主義者(主にロシア)と戦い、アメリカ軍の軍人は全員タフな善人として描写されて、最後は軍人の自己犠牲と軍隊万歳で終わりという、ストーリの「縛り」がCODにはあるように思えるのです。
(あ、でも『MW2』は軍人が黒幕だった)

たとえアカデミー賞作家を呼んできても、これではあまり捻ったストーリーが作れるようには思えません。
実際スティーブン・ギャガンが脚本を担当した『ゴースト』はシリーズ中もっともストーリーが単調で、最も評価が低い作品になりました。

主人公が軍人であることもあって米軍関係者が多くプレイしている現状があるので開発側が気を使っているのだと思いますが、そのことが理由でCODシリーズ全体の基本的なプロットが変わらないことがストーリの単調さを招いているように思えます。


『BO2』は明らかに『ダークナイト』を意識して脚本にD・S・ゴイヤーを雇い、悪役を魅力的に描こうとしました。
さらにマルチエンディングを採用してキャラクターの様々な結末を見ることができます。
その結果ラウル・メネンデスという悪役はかなり魅力的に描写され、ストーリーも意外性のあるものになりました。
パナマのステージでは悪役に感情移入して操作できる場面があり、CODの中では非常に斬新な場面になっていました。

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メネンデスを操作する場面。テロリストに感情移入してプレイできるCODの中でも異色のステージ。


キャラクターを魅力的にするというのストーリーを面白くする鍵の一つですが、それには「正義の軍人」という縛りを捨てる必要があるかもしれません。
『SPEC OPS:THE LINE』のように兵士の心の闇を描くとまで行かなくてもキャラクターには欠陥があったり反社会性があるほうが感情移入しやすい場合もあるのです。

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CODシリーズの魅力的なキャラクターたち。個性的なキャラの創造がCODの人気の一つ。



『コール・オブ・デューティ』とは今や第二次世界大戦のゲームのタイトルではなく、現在では戦争をテーマにしたシューティングゲームのフランチャイズとして考えられているように思えます。
このこと自体は製作者達が自由な創作ができるので非常に良いことのように思いますが、あまりその自由さが活かせていないように見えます。

現在は三つのスタジオがそれぞれ三年サイクルでゲームを開発することでCODシリーズを毎年リリースしていますが、多少期間を延ばしてでも新しいスタイルを模索することが必要なのかもしれません。

シリーズ独自の斬新なチェンジができるかどうかが、今後CODが人気を取り戻すきっかけになると思うのです。

 

 

コール オブ デューティ ブラックオプス (字幕版) 【CEROレーティング「Z」】

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コール オブ デューティ ブラックオプスII [字幕版] 【CEROレーティング「Z」】

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コール オブ デューティ アドバンスド・ウォーフェア [字幕版]

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【PS4】コール オブ デューティ ブラックオプスIII

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